西日本豪雨 災害1カ月、企業への爪痕根深く…復旧進むも生産抑制など続く

 工場停止や物流網寸断など企業に大きな打撃を与えた西日本豪雨から6日で1カ月となった。復旧は進んだが、製造業では物流の混乱を避けるため生産を抑制したり、浸水で再開できていなかったりする企業が残る。従業員も不便な通勤を強いられ影響は根深い。スーパーなど小売業でも営業再開できない店舗があり、復旧はまだ道半ばだ。

 マツダは広島県の本社工場が停止を余儀なくされた。段階的に再開し、7月下旬には昼夜2交代の通常稼働にこぎ着けたが生産量は抑えている。地域の復旧活動の支障となる渋滞を避けるためで、完全正常化は早くて8月下旬となる。従業員は迂回や自動車の乗り合いによる出勤を続ける。

 ダイハツ工業は池田工場(大阪府池田市)や京都工場(京都府大山崎町)などで部品供給が滞り生産が不安定となったが、8月に入りほぼ正常化した。ただ生産遅れを取り戻す「挽回生産」の計画は未定だ。パナソニックは業務用カメラを製造する岡山工場(岡山市)が浸水被害に遭い、完全復旧は9月末の見込み。

 物流の混乱も続き、JR貨物は山陽線などで線路が寸断され運転中止、全線再開は10月になる。トラックや船舶による代替輸送を行っているが輸送量は通常の約14%だ。

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