災害ごみ、岡山・広島で240万トン まだ全容見えず…「広域処理」検討

 愛媛県は6日、西日本豪雨で発生した災害ごみ(災害廃棄物)が推計約53万トンに達すると発表した。岡山県の約41万トン、広島県の約196万トンと合わせ、豪雨で大きな被害が出た3県の合計量は約290万トンとなった。災害ごみの処理には、東日本大震災で3年、熊本地震でも2年を要しており、処理の長期化が被災者の生活再建の足かせになりかねない状況だ。

 岡山県倉敷市真備町では、公共施設の敷地などを災害ごみの仮置き場としてごみを受け入れている。被災した市立真備中学校もその一つで、グラウンドには家財道具などが山積みにされたまま。近くに住む介護福祉士の女性(67)は「例年なら練習する吹奏楽部の演奏が聞こえてきたが、今は重機の音が聞こえるだけ」と言葉少なだ。

 岡山県は県内で発生した災害ごみの総量を約41万トンと見込む。自治体別では、真備町のある倉敷市が約34万トンと全体の約8割を占め、隣接する総社市が約2万6千トン、岡山市が約2万トンと続く。

 処理費用は約208億円に上る見込みで、県は、ごみの破砕や分別といった中間処理を行う専用プラントを倉敷市内に整備する方向で調整。さらに、県外の自治体に災害ごみを受け入れてもらう「広域処理」についても検討を重ねている。

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