西日本豪雨 京都の日吉ダム、危機迫る もう一雨で大被害

 土木学会関西支部などの西日本豪雨調査団は9日、関西大(大阪府吹田市)で報告会を開催し、淀川水系の桂川中流域にある京都府南丹市の日吉ダムについて「洪水調節効果が発揮されたが、もう一雨来ていれば、大きな被害が出た危険性もあった」と指摘した。

 日吉ダムは、東京ドームの約53杯分に当たる6600万立方メートルの水をためられる。

 調査団などによると、日吉ダムでは7月3~8日に大量の雨が降り、「異常洪水時防災操作」を実施した。ダムは大雨の際に水をため、川の氾濫を防ぐ役割などがあるが、この操作は、ダムが満杯になった時に、流れ込むのと同量の水を放出する緊急手段だった。

 調査団は「ダムの容量は限られており、効果的な放流手法が求められる。住民と危機意識などを共有することも重要だ」と提言した。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ