防災ヘリ墜落 東邦航空、派遣の2人は「知識と経験があるベテラン」

 墜落した群馬県防災ヘリコプターの運航委託先、東邦航空(東京都江東区)は10日午後、土井正志(まさし)総務部長(58)が報道陣の取材に応じ、「乗務していた社員2人は知識と経験があるベテラン。事故原因に思い当たるところはない」と述べた。

 同社が派遣していた機長、天海(あまがい)紀幸さん(57)と整備士、沢口進さん(60)について、土井部長は「防災を担当しており、クルーだけでなく県民を預かる。安全に対するリスクの管理もかなりのレベルだ」と説明した。

 同社をめぐっては、昨年11月に運航中のヘリが群馬県上野村で墜落し、搭乗員4人全員が死亡する事故が発生。同社は国土交通省東京航空局から今年2月に受けた事業改善命令に基づき、一斉点検を実施したという。

 県防災ヘリの整備は同社が担当。エンジンなどの点検を6月中旬まで実施したが、その後、不具合の報告などはなかったという。土井部長は「県防災ヘリは毎年、耐空検査を受けている。原因が整備かオペレーションか、気象なのか、現時点では分からない。(昨年の事故と)関連づけるものはない」と述べた。

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