西日本豪雨 下流域浸水は887ヘクタール ダム大量放流の肱川

 国土交通省は10日、西日本豪雨の影響で大量放流した愛媛県の野村ダム(西予市)と鹿野川ダム(大洲市)のある肱川で、国が管理する区間(河口までの約20キロ)の流域の浸水面積が約887ヘクタールに上ったと発表した。

 記録が残る範囲で過去最悪だった平成16年8月の台風16号による被害の約1・6倍だった。また国交省が100年に1度クラスの豪雨を想定して28年に公表した「計画規模浸水想定区域図」とほぼ一致したという。

 最も被害が大きかったのは「東大洲地区」(約462ヘクタール)で、最大水深(4・5メートル)も同地区だった。

 ダムの大量放流が浸水被害の拡大に影響した可能性について、同省大洲河川国道事務所の担当者は「判断は難しいが、ダムがあることで一定の減災効果もあったとみられる」と話した。

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