西日本豪雨 手作り下着、避難所で好評 女性の悩み解消に一役

 西日本豪雨で甚大な被害があった岡山県倉敷市真備町地区の避難所で、さらしの手作りブラジャー「和の環ブラ」が使いやすくて快適と口コミで広まりつつある。支援物資ではサイズが合わず、干す場所にも困るなど、女性特有の避難生活の悩み解決に一役買い、今後の災害でも活用できると注目が集まっている。

 「ワイヤがなく、締め付けないから楽。何よりかわいい」。真備町地区の岡田小に避難している渡辺光子さん(52)は、和の環ブラを着用している。肌触りは涼しく快適で、下着っぽく見えないので干すときも恥ずかしくない。

 三つの避難所に支援物資として届いた女性用下着は、大きさが合わないものや派手なデザインのものが余っている。シンプルで腹まで隠れるブラカップ付きキャミソールは締め付けがなくて人気だが、干すのを恥ずかしがる人も多い。

 和の環ブラは、草木で染めた麻布を縫い合わせてひもを通し、自分で結んで使う。サイズは3種類。考案したのは、阪神大震災を経験した兵庫県明石市の大西恵子さん(45)。西日本豪雨の避難所でブラが足りないと聞き、簡易版の作り方をブログで公開した。

 反響は大きく、過去に作り方を教わったことがあった倉敷市の井上倫子さん(42)を中心に、県内の女性20人以上が集まって約400着を製作した。

 井上さんは「ストックを作り、災害時にすぐ届けられるようにしたい」と話している。

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