台風20号 「泥水もう見たくない」近畿・四国でけが人、停電相次ぐ 豪雨被災地、不安な夜

 強い勢力を保ったまま23日夜、徳島、兵庫両県に上陸した台風20号の影響で、風にあおられて転倒するなど各地でけが人が相次いだ。近畿各地では停電も発生。避難勧告や避難指示も相次いで発令された。また西日本豪雨の被災地では、7月末の台風12号に続いて豪雨後2度目となる台風に、住民らは「二次災害が心配だ」と不安を募らせた。

 23日午後11時ごろ、関西国際空港で、20代の女性警備員が風にあおられ転倒。頭を打って病院に搬送されたが、意識はあるという。

 同日午後8時20分ごろ、和歌山県田辺市の自宅の庭で、住民女性(50)が強風にあおられ転倒。消防によると、女性は顔やひざなどを打つ軽傷という。

 23日午後7時半ごろ、滋賀県長浜市の自宅前路上で70代の女性が強風にあおられて転倒、後頭部を打って病院に搬送された。消防によると、軽傷とみられる。

 23日午後10時10分ごろ、同県米原市河南の「ローソン米原河南店」前に駐車していた4トントラックと軽乗用車が強風にあおられて横転。滋賀県警などによると、トラックの運転席にいた50代の男性運転手が車内に閉じ込められたが、約1時間後に救助された。男性は頭などを打撲する軽傷。軽乗用車は無人だった。

 また、三重県、滋賀県、兵庫県、京都府、奈良県、和歌山県で一時、延べ約7万4920軒が停電した。

 24日午前0時までの取材では、四国や近畿で避難勧告や避難指示が相次いだ。

 大阪府では、交野市が土砂災害などの恐れがあるとして市内の一部に避難指示を発令。兵庫県でも神戸市が北区や長田区などの一部に避難指示を出した。

 和歌山県では田辺市と橋本市、白浜町の一部に避難指示が出されたほか、短時間に激しい雨が降る「記録的短時間大雨情報」が出されたすさみ町の一部にも避難指示が発令された。

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