北海道震度7地震 親分肌のムードメーカー 旅行好きの早坂さん夫婦

 北海道の地震で亡くなった厚真町吉野地区の早坂清さん(81)は、コメ農家として長年にわたって地元農協の理事を務め、親分肌のムードメーカーだった。同じく亡くなった妻の艶子(つやこ)さん(80)も農協で婦人部役員をこなし、よく夫婦で旅行に出かけていた。

 清さんの妹、山部秋子さん(78)によると、清さんは兄を幼い時に亡くし、きょうだいのまとめ役となっていた。冗談で周囲を和ませていたという。弟の早坂修さん(71)は地震の2日前に清さんと会い、「またな」と笑顔で別れたのが最後となった。「無力でしようがない」と悲しんだ。

 幼なじみの中村清さん(82)は「艶子さんは人前で話をするのが得意だった」。夫婦は稲作のほか木炭の生産にも励み、木材を窯に入れて体を真っ黒にして作業していた。最近は、清さんが認知症を患う艶子さんの身の回りの世話をしていた。中村さんは「慣れないながらも頑張っていた」と思いやった。

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