豪雨被災地をドローン調査

 西日本豪雨で被害を受けた広島市安芸区で16日、小型無人機ドローンを使い、住宅がある斜面上部の土砂崩れ現場の調査が行われた。斜面は雨により再び崩れる危険性があり、今後の避難に役立ててもらうのが狙い。撮影した映像を基に防災の専門家による住民への説明会も開かれた。

 調査が行われたのは豪雨で6人が犠牲になった安芸区矢野東7丁目。被害を免れた住宅には住民が戻っているが、斜面には今も複数の場所で崩れた山肌が現れている。

 調査はドローン操縦者の養成企業などでつくるドローンシティ協会(東京都新宿区)などが実施。2機のドローンが崩れた斜面に沿って飛ぶと、画面には3メートルを超える岩が複数転がっている様子が映し出された。

 説明会では広島工業大の田中健路准教授(防災気象学)が残った岩石による土砂崩れの危険性を指摘。「現状を知り、身を守る行動を自ら起こしてほしい」と話した。

 田中准教授らは今後、映像を分析し、避難計画作りや避難訓練に生かしていくという。 近くに住む主婦の香川武子さん(78)は「あれだけ岩があるのでは、雨が降ったらまだ安心できないと思った」と語った。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ