史上初のブラックアウト そのとき住民は… 役立つSNS、ご近所で助け合い

【北海道震度7地震】

 最大震度7の地震に襲われた北海道は、ほぼ全域で停電となる史上初の「ブラックアウト」となった。停電がおおむね解消したのは発生2日後の8日。その間、電気を失った北の大地では、何が起きていたのか。地震発生から電力復旧までの住民らの証言からは、さまざまな教訓が浮かぶ。(今村義丈、中村翔樹)

まず「コンビニ」に

 札幌市厚別区の主婦、武田こず恵さん(43)は地震が起きた6日未明、ベッドで犬2匹と就寝中だったという。

 寝室の棚が「メキメキ」と音を立てて揺れ出し、飛び起きた。起き上がれないほどの激しい揺れ。犬2匹を抱き寄せ、収まるのをじっと待った。

 落ち着いて、すぐ手を伸ばしたのが、電気のスイッチだった。しかし反応せず、この時に停電に気付いた。手元に懐中電灯はなく、スマートフォンの明かりを頼りに手探りで寝室を出て、家族全員の無事を確認。「素足だったが割れたものがあったら危なかったかもしれない」と振り返る。

 夫は、「コンビニに行くぞ」と次男を連れて出かけた。真っ暗な中、夫が手にしたライトの明かりだけが見えた。武田さんは水とガスが通っていることを確認し、万一のときのために風呂と水筒に水をためた。

 Tシャツとジーンズに着替え、バッグにスマホと充電器を入れた。「思えば昨年から大雪山などで始めた登山やテントの経験が役にたった」

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