阿波おどりでチャリティー 主催者と対立の協会、豪雨被災地支援

 今夏の阿波おどりで主催者の中止要請に反発し、「総踊り」を決行した踊り手団体「阿波おどり振興協会」が24日、西日本豪雨で被災した愛媛県に寄付金を送ろうと、徳島市のホールや公園でチャリティー公演を開いた。笛と太鼓の音が鳴り響く中、総勢千人が一糸乱れぬ総踊りを披露した。

 募金箱を手にした踊り子らが観客に寄付を呼び掛けた。同協会の山田実理事長は「徳島の熱い踊りを通じて復興の手伝いをしたい」と話した。今後、愛媛県内の被災地でも踊りたいとしている。

 阿波おどりを初めて見たという堺市の会社員、山根淳市さん(63)は「総踊りは迫力があった」。妻の典子さん(63)は岡山県倉敷市出身で「支援金が豪雨の被災地に少しでも届けば」と語った。

 今夏の阿波おどりは旧主催者の赤字問題に端を発し、徳島市と同協会らが対立。新主催者となった市を中心とする実行委員会が総踊りを中止し、新たな演出に変更したが協会は反発。観客席外の路上で独自に総踊りを強行する事態となった。

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