西日本豪雨からようやく 岡山・真備の仮設校舎で授業

 西日本豪雨で被災した岡山県倉敷市真備町地区で1日、地区内4カ所に計画された市立5校の仮設校舎のうち、真備東中(真備町辻田)の使用が始まり、同中と真備中(同町箭田)の授業が再開された。この日は同市と、同様に被災した隣接の同県総社市で「被災者見守り・相談支援等事業」もスタート。復興への新たな一歩を記す日となった。

 真備東中は1階の特別教室などが浸水したが、2階以上の普通教室は無事だった。敷地内に建設された仮設校舎は、軽量鉄骨2階建てのプレハブ2棟(延べ約3200平方メートル)で、主に真備中の生徒が使用し、音楽室などの特別教室は両校の共同使用となる。

 真備中3年B組の学級委員、磯山大輝君(15)は「ようやく来春の受験に向けて腰を落ち着けて勉強できます」と、新たな教室で話していた。

 地区外に出ている真備町地区の他の3校は、いずれも9日から川辺小児童が薗(その)小で、箭田小児童が二(に)万(ま)小で、真備陵南高生徒が同校内で仮設校舎での授業を再開する。

 「被災者見守り・相談支援等事業」で、倉敷市は真備町地区を管轄する市真備支所内に「市真備支え合いセンター」を開設。浸水に加え、工場爆発の被災地域も抱える総社市は「市復興支援センター」(市社会福祉協議会内)に担当の事務局を立ち上げた。

 ともに専門の相談員が仮設住宅などの被災者を訪問し、安否確認や日常生活の支援などに応じる。

 1日は倉敷市の開所式で伊東香織市長が「2年後には地区外に出た人が戻っていただけるよう取り組みたい」とあいさつ。総社市では「西仮設住宅」を相談員らが訪れ「入居後、体にお変わりないですか」などと声をかけていた。

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