台風24号 最大規模119万戸停電 暴風で電柱倒れ、長期化

 中部電力は2日、台風24号の暴風により、管内では延べ約119万戸が停電したと発表した。同社では平成に入って最大規模。台風が管内を縦断するように通過し、広範囲で電柱が倒れるなどしたため、復旧に時間がかかっているとしている。市街地では配電線の異常箇所が多く、道路状況が悪い山間部ではさらに遅れが出ている。同社は「多くのお客に長期間ご迷惑をかけ申し訳ない」と謝罪した。

 同社によると、午後11時時点で静岡県が約10万4千戸、愛知県約6千戸、長野県約5千戸が停電している。静岡や愛知・三河地区の復旧は市街地で3日、山間部で4日になる見込み。

 暴風で倒木が電線に引っかかって電柱が倒れたり、飛来物で配電線が切れたりする被害が各地で起きたことで停電が拡大。異常発生箇所の確認、倒木や飛来物の撤去作業が必要で、浜松市では300本ほどの配電線のうち約3分の2で異常が見つかるなど、修復箇所が多く長期化している。

 山間部では倒木が道をふさぎ被害の把握すら難しく、一部地域ではさらに長引く可能性があるという。関係会社を含め延べ約7千人が作業に当たっている。

 飛来物の接触による停電を防ぐ電線設備もあるが、普及率は約28%にとどまる。担当者は「コストとのバランスを考えてやっていく」とした。

 静岡県では停電による影響で相次ぎ断水し、給水車が出るなどして対応。午後11時時点で約5万2千戸が影響を受けている浜松市は、区役所などに携帯電話の充電場所を設けた。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ