北海道地震1カ月 猛スピード土砂災害「全国で起こる可能性」

 北海道の地震から6日で1カ月。最大震度7を観測し、36人が犠牲となった厚真(あつま)町では、地震に伴う大規模な土砂崩れが被害を深刻化させた。土砂災害のシミュレーションでは、時速約50キロメートルで進む土砂が、発生から約6秒後に住宅に到達していたことが判明。専門家は「火山灰地質の地域では、全国で同様の土砂被害が起こりうる」としており、防災への新たな課題を突きつけている。

 地震で崩れた山肌と倒壊した家屋…。被害が大きかった厚真町の光景は今も変わっていない。5日午前には、震度5弱の地震が発生するなど余震も続く。

 町の中心部では仮設住宅建設が進められ、店舗が営業を再開するなど住民が早期の生活再建を目指しているが、町内7カ所の避難所には5日現在、291人が身を寄せる。道は11月末ごろまでに仮設住宅の整備と入居を完了させる方針だ。

 大きな被害をもたらしたのが土砂災害。京都大防災研究所の竹林洋史准教授(河川工学)が地震後に行ったシミュレーションでは、土砂が猛スピードで住宅に迫る様子が明らかになった。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ