御巣鷹の墓標が台風24号で倒壊、遺族らが移設

 520人が亡くなった昭和60年の日航ジャンボ機墜落事故の現場「御巣鷹の尾根」(群馬県上野村)にある墓標のうち約40が、台風24号による倒木で倒れたり、流れた土砂に埋もれたりしていたことが分かった。遺族らが10日までに、木の下敷きになるなどした墓標を別の場所に移設した。

 墓標は遺体発見現場の近くに並び、遺族らが慰霊に訪れている。台風24号は9月下旬から10月1日にかけて日本列島に来襲。尾根の中腹にある「スゲノ沢」の斜面で倒木や土砂の流出が起き、木製の墓標を巻き込んだ。

 群馬県で風雨が収まった1日、尾根の管理人、黒沢完一さん(75)が被害を確認。その後、遺族や日航社員、黒沢さんらが泥で汚れた墓標をきれいにし、数十メートル離れた場所に移した。埋もれたまま見つからず、新しくした墓標もある。

 黒沢さんは「こんな被害は初めて。自然の力は計り知れない。安全な場所に移したので、ご遺族は今まで通りお参りしてほしい」と話した。

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