早い処置で守った「日常」 葛西署消防司令補の千葉清三郎さん(57)

 3年に「救急救命士」の資格が制度化され、搬送時に医療行為の一部を行うことが可能になった。救急搬送を取り巻く環境は変わっても、「傷病者やその家族に思いやりを持って処置に当たる」という救急隊員の心構えは変わらない。

 病院に運ばない「不搬送」はなるべく避ける。現場で応急処置を終え「もう大丈夫、自分で帰れる」と言われても、病院で受診するよう説得する。医師ではないため、容体急変の懸念は払拭できないからだ。

 「救急車を呼ぶ人は救急隊員を頼りにしている。『人間愛』をもって接することで不安感を取り除きたい」(上田直輝、写真も)

 ちば・せいざぶろう 宮城県出身。昭和55年入庁。本田署、日本橋署などを経て平成28年から葛西署。妻、洋子さん(56)、妻の母(81)と3人暮らし。3人の子供はそれぞれ自立し、5人の孫がいる。趣味は月1回の釣り、50代で乗り始めた大型バイクでのツーリング。

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