疑惑装置の交換完了、東京五輪後の32年9月…KYB、生産追いつかず

 油圧機器メーカーのKYBと子会社による免震・制振装置のデータ改竄(かいざん)問題で、不正の疑いのある装置の交換は最短でも平成32(2020)年9月までかかることが18日、分かった。同社は不正の疑いがある装置を原則全て交換する方針だが、交換用部品の生産が追いつかないため。KYBの装置は東京五輪の競技施設にも使用されているが、開催までに交換が完了しない恐れもあり、不安解消が遠のいた。

 交換対象となる装置は合計約1万本に上る。KYBは装置の工場の生産能力を段階的に5倍まで引き上げるが、月産は500本程度にとどまる見通しだ。当面は新規受注を取りやめ、交換を優先させる。

 装置が使われた物件は、不正が疑われるものも含め東京が最も多く250件で、大阪や愛知など都市圏が続く。KYBは、所有者の了解が得られた物件名を19日午後に公表する。

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