KYB改竄 消防や警察の施設でも 広がる波紋「一刻も早く対応を」

 油圧機器メーカーのKYBと子会社による免震設備の検査データ改竄問題でKYB側が19日、70件の施設名の公開に踏み切った。「多くの一般住民が出入りするのに…」「一刻も早く対応してほしい」。災害時の拠点となる県庁や市役所のほか、消防署や警察署も含まれ、関係者らは不安感を募らせた。

 「迅速な対応を求めているのだが…」。国の基準に適合していない装置が付けられていると公表した新潟美咲合同庁舎1号館(新潟市)の担当者は困惑を隠せない。1号館では12本のうち11本の免震装置のデータが書き換えられていたが、KYB側からは具体的な交換時期などは、まだ示されていないという。

 同じく不適合の装置だとされた大阪合同庁舎2号館(大阪市)を管理する近畿財務局は正規品の交換を要請したという。国土交通省の安全調査では震度7程度でも倒壊の危険はないとされているが、担当者は「多くの一般住民も出入りする施設。不正は大変遺憾だ」と憤る。

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