積水ハウス55億円被害、9人目の地面師逮捕 容疑は否認

 住宅大手の積水ハウス(大阪市)が約55億円の被害に遭った東京都内の旅館跡地の取引をめぐる地面師事件で、警視庁捜査2課は、偽造有印私文書行使と電磁的公正証書原本不実記録未遂の疑いで、住居不定、職業不詳、佐々木利勝(としかつ)容疑者(59)を新たに逮捕した。地面師グループの1人とみられ、事件をめぐる逮捕者は9人目となった。

 調べに対し、佐々木容疑者は「逮捕状に記載されていることに関して、私は関知していません」と容疑を否認している。

 捜査関係者によると、捜査2課の捜査員が東京都杉並区で潜伏していた佐々木容疑者を発見し、20日に逮捕した。捜査2課は16日に強制捜査に着手し、逮捕状を取った12人のうち、同容疑で地面師グループの男女ら8人を逮捕、佐々木容疑者の行方を追っていた。

 捜査2課は、グループの主導役だったとされ、強制捜査前にフィリピンに出国したカミンスカス操容疑者(58)と、所在不明になっている会社役員の男(63)のほか、別の詐欺事件で16日に町田署が逮捕した三木勝博容疑者(63)ら3人を今後逮捕する方針。カミンスカス容疑者については、国際手配の手続きを進めている。

 逮捕容疑は平成29年6月1日、品川区西五反田の土地(約2千平方メートル)の売買をめぐり、所有者の名義を変更するため東京法務局品川出張所に偽造した委任状などを提出し、虚偽登記をしようとしたとしている。

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