KYB免震不正は病院でも 患者ら「怖い」

 油圧機器メーカーのKYBと子会社による免震装置の検査データ改竄(かいざん)問題で26日、新たに公表された施設18件には、役所や警察、消防の庁舎に加え、医療施設も含まれていた。「優先的に装置を交換してほしい」「怖い」。患者らからは不安の声が上がった。

 顧客契約の基準値を逸脱した装置が設置されていた川崎幸(さいわい)病院(川崎市)は、8基のうち何基が改竄されたのかはまだ不明。

 「地震が来れば、どんな被害になるか分からない」。弟が入院しているという50代の女性は訴える。満足に動くこともできない入院患者もいるといい、女性は「病院は普通の建物より安全であるべきなのに」と怒りをあらわにした。

 夫が入院している女性(75)も「何とかしてほしい。地震が来たらどうするのか」と表情をこわばらせた。

 病院を運営する財団の担当者も困惑。「改竄前の数値を早く出してくれなければ、設備を交換するかどうか判断できない」と話していた。

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