地面師メンバー逮捕、計画主導か 積水ハウス55億円被害事件

 住宅大手の積水ハウス(大阪市)が約55億円の被害に遭った東京都内の旅館跡地の取引をめぐる地面師事件で、警視庁捜査2課は29日、偽造有印私文書行使などの疑いで、住居不定、会社役員、北田文明(ふみあき)被告(58)=別事件で公判中=を逮捕した。調べに対し、「嘘の登記をしようとした事実はありません」と容疑を否認している。

 捜査関係者によると、北田容疑者は地面師グループの一員で、事件を主導した1人とみられ、別の地面師事件で収監中の男(65)とともに計画を立てる際に中心的な役割を果たしたとされる。積水ハウスから受け取った土地代金を分散するための口座開設などを他のメンバーに指示していた疑いがある。

 逮捕容疑は、土地所有者の女性になりすましたとされる羽毛田(はけた)正美容疑者(63)らと共謀し、平成29年6月1日、東京都品川区西五反田の土地売買をめぐり、所有者の名義を変更するため法務局に偽造した委任状などを提出し、虚偽登記をしようとしたとしている。

 捜査2課はこれまでにグループの10人を逮捕。他にも複数のメンバーが関与していたとみて調べている。

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