大阪・寝屋川中1男女殺害 被告、遺棄致死罪主張へ

 平成27年8月に大阪府寝屋川市の中学1年、平田奈津美(なつみ)さん=当時(13)=と同級生の星野凌斗(りょうと)さん=同(12)=が殺害された事件で、2人への殺人罪に問われた山田浩二被告(48)側が11月1日から大阪地裁(浅香竜太裁判長)で始まる公判で、星野さんの事件について保護責任者遺棄致死罪にとどまると主張する方針であることが30日、分かった。弁護側は、星野さんの死亡は「熱中症の可能性がある」と主張する見込み。

 地裁で同日、裁判所と検察側、弁護側が協議して裁判で取り扱う証拠や争点を整理し、公判のスケジュールを決める非公開の手続き「公判前整理手続き」が終了した。この日までに争点が絞り込まれ、2人に対する殺人罪が成立するかどうかが最大の争点となった。

 弁護側は平田さんの殺害について、殺意と刑事責任能力の有無について争い、殺人罪より量刑が軽い傷害致死罪にとどまると主張するとみられる。一方、星野さんの殺害は、死因について熱中症で死亡した可能性を指摘するなどし、保護責任者遺棄致死罪の成立を主張する見込み。

 訴因変更後の起訴内容は、山田被告は府内かその周辺で、27年8月13日午後7時ごろから同11時10分ごろまでの間、平田さんの首を手などで圧迫し、顔に粘着テープを何重にも巻き付けるなどして窒息させて殺害。同日ごろ、星野さんの首を何らかの方法で圧迫し、窒息させて殺害したとしている。

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