寝屋川中1男女殺害 殺害場所、動機 公判で解明なるか

 被害者2人が連れ去られた経緯や殺害場所、犯行動機…。大阪府寝屋川市の中1男女殺害事件は、山田浩二被告が捜査段階で黙秘していたこともあり、残された謎が多い。

 平田奈津美さんと星野凌斗さんは平成27年8月13日午前5時8分、京阪寝屋川市駅近くの商店街を行き来する姿を防犯カメラが撮影したが、その後、2人の足取りが途絶えた。

 一方、同11分と17分に、山田被告が使っていた軽ワゴン車が、商店街付近の防犯カメラに写っていた。山田被告は逮捕当初、平田さんは「初対面で名前も知らない」と供述しつつも、平田さんを車に誘い込んだことは認めていたという。2人はこの時間帯に連れ去られたとみられるが、詳しい経緯は判然としていない。

 平田さんは同府高槻市の駐車場で、星野さんは同府柏原市の竹林で、それぞれ遺体で発見された。現場の状況などから別の場所で首を絞めたりした後に放置された可能性があるが、殺害場所は特定されていない。山田被告は逮捕直後に「車の同乗者の男が女の子を殴った」などと供述したこともあったが、捜査当局は山田被告の単独犯とみて起訴した。だが起訴状では、殺害場所は「大阪府内またはその周辺」とするにとどまった。

 2人の遺体は粘着テープが何重にも巻かれ、平田さんには多数の切り傷などもあった。被害者は中学生で金銭目的とは考えにくい部分もあるが、山田被告は逮捕後ほどなくして黙秘に転じていることもあり、捜査段階では事件の動機は明らかにならなかった。

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