夏休みの子供どう守る 寝屋川中1男女殺害で見回り強化

 大阪府寝屋川市の中1男女殺害事件は、夏休み中の深夜から早朝にかけて町に繰り出していた中学生2人が犠牲になり、社会に大きな衝撃を与えた。大人の目が届きにくい時間帯や状況で子供たちの安全をいかに守っていくのか。突きつけられた課題に、地域社会は試行錯誤している。

 寝屋川市では、事件のあった翌年の平成28年から、市立小中学校の夏休み期間中、午後11時から午前5時まで、市が委託した民間の警備会社が市内のパトロールを実施している。

 防犯カメラの設置も進めている。事件直後に予算措置を行うなど27~29年度にかけ、市内の鉄道4駅の周辺を中心に、約650台の防犯カメラを設置。今年度からは通学路にも設置を進めており、32年度までに市内全域で計2千台までに増やす計画だ。

 地域住民による見守り活動も続く。寝屋川市駅近くの商店街では、独自に防犯カメラを増設して、“死角”をなくすことに努めている。商店街の一つ、ねやがわ一番街商店街では、今年8月から商店街で流す放送で防犯の呼びかけを開始。午後5時ごろになると、子供に「暗くなる前に早く帰ろう」と促し、大人には「子供たちを事故や犯罪から守るため、見守りや声かけ運動にご協力お願いいたします」と呼びかける。

 同商店街の中村純夫代表理事(58)は「商店街でも自分たちでやれることはないかとの模索を続けており、地域で子供を守れる活動を行っていきたい」と話している。

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