安田純平さん会見詳報(3)拘束部屋は「サウナ状態」、トイレは「1日2回」

 《内戦下のシリアで2015年6月に拘束され、約3年4カ月ぶりに解放されたジャーナリストの安田純平さん(44)が2日、日本記者クラブで行った記者会見は、開始から約20分が経過した。安田さんはテーブルにひじをついた姿勢で、ほとんどメモを見ずにスパイ容疑で拘束されたとされ、監禁に至った経緯を説明し続けている》

 安田さん「(拘束直後の15年6月)25日になった時点ではスパイ容疑は晴れたようで、誰もそういうことを言わなくなりました。ただ、監禁は解かれませんでした。26日の深夜に別の場所に移動すると言われて、また車に乗せられました。目隠しはされないんですが、後部座席の周りが見えない形で移動させられました」

 「少し入った辺りの大きな町ではなさそうですが、住宅地の中の集合住宅と思われる建物の地下に移動しました。この時点で彼らは上空に米軍の無人機が偵察に来ると思っているので、『見られないように移した』と言われました。その地下室というのが、非常に水はけの悪い6畳ほどの部屋。床が本当に水たまりに近く、非常に環境が悪くて。毎日来ていた通訳も『この環境はわれわれとしても良くないと思っているので移動する』と言われました。29日深夜に一戸建ての民家に移動させられました。民家は、おそらくそれまで空き家だった建物。床などはかなり汚れていて、私のために探してきたんだろうと思いました。その場所の1部屋を私のために使い、もちろん窓とドアは閉められていて、当初は窓は開いていましたが、外のシャッターは閉まっていました。見張りは、初日からいた人物を含んで、1人はイエメン人、残りはシリア人だと言われました。彼らと話す間に分かったんですけれども。そういう状態で監禁が始まりました」

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