安田純平さん会見詳報(4)「ビデオ撮影で台本を渡された」その後はスイーツ差し入れも

 《内戦下のシリアで2015年6月に拘束され、約3年4カ月ぶりに解放されたジャーナリストの安田純平さん(44)。2日、日本記者クラブで行った記者会見は、一軒家を転々としながら送った監禁生活についての説明が続いた》

 安田さん「食事の内容は、彼らと同じものをもってきていて、量的にも、特に少ないということもなく、鶏肉だったり、シリアのスイーツを持ってきたり。トルコのラフマジュンというピザのようなものをトルコの新聞に包んでもってきたこともあります。外からは大勢の子供たちの声が聞こえてきたりとか、イスラム教の礼拝を呼びかけるアナウンスだったりも聞こえてきたので、この辺はトルコ国境近くの住宅地であると思っていました」

 「(15年)12月7日には、日本政府に送るための個人情報を書かされました。生存証明が必要になったのだろうと。『日本政府は身代金を払うのではないか』と彼らは思っていたようで、機嫌が良くなっていました。ただ、12月20日を過ぎても日本側から返事がなく、その後は、(国際ジャーナリスト組織の)『国境なき記者団』から(自分が)人質であるという情報が流れたことから、彼らの機嫌は悪くなり、トイレの行き帰りに尻を蹴られることもありました」

 「『日本政府に圧力をかけさせるから、妻の連絡先を教えろ』と言われ、妻の電話番号とメールアドレスを聞かれました。私しか答えられない質問も聞かれました。その後、別の一戸建ての民家に目隠しをされて移動した後の1月19日にはまた同じ質問を聞かれました。(質問の)意味が分からなかったのですが、日本側から返事がなかったのだろうと推測しました」

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