安田純平さん会見詳報(6)「アサド政権の兵士の叫び声が聞こえた」他の囚人への拷問生々しく

 《内戦下のシリアで2015年6月に拘束され、約3年4カ月ぶりに解放されたジャーナリストの安田純平さん(44)が開いた2日の記者会見。安田さんによる拘束から解放までの経緯説明は、会見終了予定時刻の正午を過ぎても続いた。内容は拘束中に他の囚人と会話を交わした話などに入っている》

 安田さん「私は部屋を何カ所か移されましたが、周りにいる囚人も変わっていきました。外国人の義勇兵がたくさん捕まっているようで、エジプト人、ヨルダン人、パキスタン人らがいて、互いにぺらぺらしゃべっていました。それぞれ自分(の所属組織)はイスラム教過激組織『ヌスラ戦線』、イスラム教スンニ派過激組織『イスラム国』(IS)と、会話の中で言っていました。それを聞いて、ヌスラの囚人がいるんだなと」

 《安田さんは当時、自身がヌスラ戦線に拘束されていると考えていたため、この会話を聞いて「どういうことか分かりませんでした。今でも分かりません」と振り返った》

 安田さん「彼ら(他の囚人)も『あと何日で解放される』という具合で深刻でない様子でした。看守とも冗談を言い合っていたので、深刻な立場にあるという印象はありませんでした。(シリアの)アサド政権の兵士も捕まっていて、彼らはたびたび拷問を受けていて、叫び声が何度か聞こえました。棒のようなもので殴っているような音が聞こえました」

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