KYB、新たに20物件の施設名公表 免震・制振偽装問題で

 免震・制振装置の検査データ改竄(かいざん)が発覚した油圧機器メーカーのKYB(東京都港区)は2日、改竄が確定した装置や、その疑いがある装置が設置された20施設を新たに公表した。公立病院やNHKの放送局、中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)が含まれ、KYBが自社工場に設置した製品でも不正を確認した。

 建物地下で揺れを抑える免震装置では埼玉県立がんセンター(埼玉県伊奈町)や豊岡市役所本庁舎(兵庫県豊岡市)、NHKの新札幌放送局(札幌市)と鹿児島放送局(鹿児島市)の4施設で国基準に適合しない装置が設置されていた。

 平成28年の熊本地震で損壊し再建中の熊本市民病院(熊本市)など4施設は、国基準より厳しく設定した顧客契約の基準を逸脱した装置を納入。浜岡原発の緊急時ガスタービン発電機建屋など10施設で、改竄の有無が不明な装置が使われていることが分かった。

 一方、建物の地上階に設置する制振装置でも、東京都庁第二本庁舎(東京都新宿区)に改竄不明の装置があり、KYBの岐阜南工場(岐阜県可児市)には国基準より厳しい水準を満たさない装置を納入していた。

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