12年前の虐待死 逮捕の義父は事件後所在不明に

 約12年前に東京都新宿区のマンションで、当時生後11カ月の桜井亜衣ちゃんを暴行して死亡させたとして、傷害致死容疑で警視庁捜査1課に逮捕された元義父の堀田(ほった)伸輔容疑者(42)=相模原市南区当麻(たいま)=が事件後、約5年間にわたり所在不明となっていたことが9日、捜査関係者への取材で分かった。捜査1課は捜査を免れるために行方をくらませたとみて、経緯を調べている。

 同課は同日、堀田容疑者を東京地検に送検した。堀田容疑者は容疑をおおむね認め、「調べを受ければ逮捕されると思っていた」などと供述している。

 捜査関係者によると、堀田容疑者は事件直後の平成19年1月上旬に家を出たあと、住民票を移さずに転居を繰り返し、24年に亜衣ちゃんの母親と離婚するまで行方が分からなくなっていた。24年に居場所を突き止めた新宿署が事件について任意で聴取した際には、暴行を否定していた。

 また、亜衣ちゃんが事件の約2週間前まで、約半年間にわたり都内の乳児院に預けられていたことも判明。東京都などによると、母親の体調不良が原因といい、虐待などの相談はなかったという。

 事件は18年12月30日に発生。亜衣ちゃんは頭に強い衝撃を受けて頭蓋骨骨折などの重傷を負い、19年3月に病院で死亡した。

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