東名あおり事故、無罪主張 弁護側、危険運転を否定 横浜地裁で初公判

 神奈川県大井町の東名高速道路で昨年6月、あおり運転を受けて停車させられた夫婦が追突で死亡した事故で、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)の罪などに問われた建設作業員、石橋和歩被告(26)の裁判員裁判の初公判が3日、横浜地裁(深沢茂之裁判長)であった。石橋被告は罪状認否で起訴内容の外形的事実についてはおおむね認める一方、弁護側は法の適用をめぐり無罪を主張した。

 検察側は冒頭陳述で「被害者に停車位置を注意されたことに腹を立て、文句を言う意思のもと、危険運転行為を行った」と指摘した上で「危険運転と事故に因果関係があるといえる」と主張。予備的訴因として追加した監禁致死傷罪についても「成立する」とした。

 弁護側は「事実関係についてはおおむね争わない」とする一方、危険運転致死傷罪が運転中の行為に対する処罰を前提としているとして「停車後の事故には適用できない」と主張、「危険運転致死傷罪は成立しない」と訴えた。また監禁致死傷罪についても、石橋被告に監禁の認識があったか疑問だとして、争う姿勢を示した。

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