「公明正大に業務進めてきた」 ゴーン容疑者の意見陳述書全文

 東京地裁で8日、勾留理由開示手続きが行われた日産自動車の前会長、カルロス・ゴーン容疑者(64)の意見陳述書の全文は以下の通り。

 裁判長殿

 本公判廷で発言をする機会を許していただき感謝しております。私が捜査機関からかけられている容疑がいわれないものであることを明らかにしたいと考えております。

 最初にお話ししておきたいのですが、私は日産に対し心からの親愛と感謝の気持ちを持っております。私は、日産のために、全力を尽くして、また、公明正大かつ合法的に、そして社内の所管部署から必要な承認を得た上で業務を進めてきました。私は、日産を強化推進し続け、日本で最も優れており、最も尊敬される企業の地位を回復させることを、ひたすらに目指してきたものでした。

 それでは、私にかけられている容疑について、説明させていただきます。

 1、為替スワップ契約について

 私は、約20年前、日産に入って日本に赴任した際、米ドルでの報酬の支払いを要望しましたが、それはできないといわれ、報酬は日本円で支払うという雇用契約を結ばされました。その時からずっと、私は、米ドルに対する円の変動に懸念を抱いてきました。私自身は、米ドル建ての生活を基本としております。私の子供たちは米国に住んでおりますし、私自身、米ドルとの固定為替レート制をとるレバノンと強い結びつきを持っています。そこで、私は、自分の家族を養うために、ドル建てでの収入が変動しないようにしたいと考えていました。

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