いじめメモ隠蔽 神戸市教委、幹部5人を懲戒処分

 神戸市で平成28年10月に市立中学3年の女子生徒=当時(14)=が自殺し、いじめ内容を記した調査メモが市教育委員会の首席指導主事の指示で隠(いん)蔽(ぺい)された問題で、市教委は11日、休職中の首席指導主事を停職3カ月にするなど幹部5人を懲戒処分にした。

 メモは自殺から5日後に教員が同級生から聞き取って作成。29年8月に市教委の第三者委員会がまとめた調査報告書で「破棄された」と記載された。直後に現校長が学校に保管されていることを指摘したが、市教委は一時的に調査を行った後、メモの存在が判明する昨年4月まで対応を放置した。

 市教委は同年6月に隠蔽発覚後、改めて首席指導主事を聴取し、隠蔽を指示したことや市教委の調査に虚偽の説明を行ったことなどを認定した。ほかの幹部4人についても「消極的な調査にとどまった」として減給や戒告処分とした。

 一方、首席指導主事は「メモは資料に値するものとは知らなかった」と隠蔽を否定し、虚偽説明については「メモの存否を確認された認識はない」と話しているという。

 生徒の母親は代理人弁護士を通じ、「市教委が被害生徒や保護者に寄り添った対応をする組織風土に変わることを願う」とコメントした。

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