野田・小4死亡 虐待防止NPOが情報共有を県に要望

 千葉県野田市立小4年の栗原心愛(みあ)さん(10)が自宅で死亡しているのが見つかり、父親の勇一郎容疑者(41)が傷害容疑で逮捕された事件で、虐待防止に取り組むNPO法人「シンクキッズ」の後藤啓二弁護士は30日、児童相談所と県警で情報共有を密に行うようことなどを求める要望書を千葉県などに提出した。

 要望書は、心愛さんが学校を長期間欠席するなど、危険な兆候があることを児相が把握していたにもかかわらず、県警には知らされず、対応が遅れたと指摘。児相や県警が把握した児童虐待について、全ての案件を共有することを求めた。

 県と県警は平成29年5月に虐待に関する情報共有を取り決めた協定を結んでいる。だが、この協定に基づいて情報共有が行われるのは、警察から照会があった場合や、虐待が刑事事件に発展しそうな場合などに限られている。

 後藤弁護士は「同じような事件を繰り返さないためには、虐待を受けた児童の安否確認が確実にでき、適切に対応できるよう、ルール作りが必要だ」と話した。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ