ゴーン疑惑「報奨金ならすごく高い」 オマーン現地

 SBA関係者などによると、バハワン氏は父親から貿易業を引き継いで以降、セイコーや東芝の販売代理店として成功を収めた。1975年にトヨタの販売を手がけ、一大企業グループを形成。2004年には日産の販売代理業を開始し、現在はグループの中核事業となっている。「今の国王による外国に開かれた政策に乗って、一気に事業を拡大した」と同行の女性はいう。

 匿名を条件にSBAの幹部社員が取材に応じた。国内でのマーケティングを担当しているといい、「日本のブランドは世界でも影響力が強い。技術力については、どこの国も日本には勝てない」と語って、こう続けた。

 「数だけみれば、トヨタには少し及ばないかもしれないが、私たちは買った後のサービスにも力を入れている。新車だけでなく、リースや中古車など、車に関わることは何でもやっている」

 だが、ゴーン被告がバハワン氏から約30億円を借り入れていたことや35億円をSBAに支出させたことを尋ねると、「知らない」の一点張り。「日産側からSBAに不正な支出があり得うると思うか」との質問にも「分からない」。「そもそもゴーン氏の件は日産内での内紛なんだろう。大きなグローバル企業では、どこでもあるでしょう」とゴーン被告をかばった。

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