「できること卒業しかない」 NGT48暴行被害の山口真帆さんが舞台で発表

 新潟を拠点に活動するアイドルグループ「NGT48」が21日午後、新潟市中央区のNGT48劇場で「チームG」の公演を行い、自宅で暴行被害に遭った山口真帆さん(23)が3カ月ぶりにステージに立った。山口さんはアンコールの後、「人の命より大切なものが何か分かりません。いまの私にNGT48のためにできることは卒業しかありません」と発表した。

 長谷川玲奈さんと菅原りこさんも卒業を発表。いずれも卒業公演は5月18日になるという。

 暴行事件発覚後初めてとなるチーム公演の演目は「逆上がり」。チームGの副キャプテンを務める山口さんは、白いブラウスに紺色のベスト、ミニスカート姿で登場し、ほかのメンバーとともに歌や踊りを披露。ファンから熱い声援を受けた。

 自己紹介の場面では「この度はご心配をおかけして申し訳ありません」と一連の騒動について謝罪した上で、「チームGのメンバーになれて本当によかった。最後の公演を楽しんで、忘れられない公演にしたい」と話した。

 21日には午後0時半から、NGT48の「チームNIII」の公演も同劇場で行われた。公演冒頭でNGT48劇場支配人の早川麻依子氏が「今回の事件、そして事件後の運営の対応の不備により、大きく信頼を裏切る形となってしまったことを心よりおわびする」と、一連の騒動を謝罪した。

 NGT48はこの日の千秋楽公演を最後に現在の2チーム制を廃止し、「1期生」に統合。「研究生」は存続する。

 山口さんは1月10日、同劇場で行われた3周年公演に出演。9日にツイッターなどで事件を公表後、ファンの前に初めて登場し、「この度はたくさんお騒がせして、誠に申し訳ありませんでした」と謝罪して以来、ステージを含む公の場には出ていなかった。

 暴行事件が起きたのは、昨年12月8日午後9時ごろ。山口さんの自宅マンションの玄関先で、山口さんの顔を手でつかんで押したなどとして、新潟市内に住む無職と大学生の男性2人が暴行容疑で逮捕された。2人は容疑を否認。釈放され、不起訴処分になった。今年1月9日朝、山口さんが自身のツイッターで事件に巻き込まれたことを告白していた。

 AKSは2月、原因究明を行うために第三者委員会を設置。3月には同社幹部が新潟市内で記者会見を開いて調査結果を報告したが、山口さんが会見中にツイッターで異議を唱えるなどし紛糾した。

 これを受け、新潟県が広告契約の継続を保留。新潟市やJR東日本も後に続いた。テレビやラジオのレギュラー放送も姿を消し、公式サイトのスケジュールは一時、事実上の“白紙”となっていた。

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