「安否不明」ネット・SNSで情報錯綜 京アニ放火

 京都アニメーションのスタジオで起きた放火事件に絡み、インターネットやSNS(会員制交流サイト)上で安否情報が錯綜(さくそう)している。事件から2日が経過しても遺体の身元公表が進んでいないためだが、背景には、京都府警が遺族ら関係者の心情や状況を配慮した上で身元の確認を慎重に進めていることがある。

 「娘は生きています。無事です」。ネットやツイッターなどで「安否不明」とされていた女性の母は19日、産経新聞の取材にこう話した。女性は同社などが制作した複数のアニメ作品でキャラクターデザイン・総作画監督を務める。ファンからは「無事なのだろうか」「安否不明…嘘だと思いたい」などと安否を気遣う多数の書き込みが相次いでいた。

 また、別の作品のキャラクターデザインを務めた元女性社員をめぐっても、発生直後は安否を心配する声がネットなどで上がった。その後、女性の親族とみられる関係者がツイッターで女性を「無事」と投稿した。20日、取材に応じた女性の父親は「(女性は放火事件を)とにかく心配している様子だ」と語った。

 府警は「最も配慮が必要なのはご遺族。状況をみながら確認を進めている」としている。

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