京アニ放火 事件2日前にJR宇治駅近くで容疑者とみられる男の映像

 京都市伏見区のアニメ制作会社「京都アニメーション」(京アニ、本社・京都府宇治市)のスタジオで起きた放火事件で、京都府警が殺人などの容疑で逮捕状を取った青葉真司容疑者(41)とみられる男が、事件2日前の16日午後2時ごろにJR宇治駅近くの歩道を歩いていたことが23日、産経新聞が入手した防犯カメラの映像でわかった。青葉容疑者はその直前にJR京都駅(京都市)近くのインターネットカフェを利用していた。

 防犯カメラの映像には、赤いTシャツ姿でジーンズをはいた青葉容疑者とみられる男が16日午後2時ごろ、宇治市宇治妙楽(みょうらく)付近の道路を京阪宇治駅からJR宇治駅の方向に歩く様子が撮影されていた。男はその直前の同日午前10時半から約2時間、JR京都駅近くのインターネットカフェを利用。入店時に免許証を提示し、パソコンが使える部屋を選び、特に不審な様子はなかったという。

 捜査関係者によると、青葉容疑者は、翌17日午前に携行缶などを同市内のホームセンターで購入。同日午前11時15分ごろと20分ごろには、16日にJR宇治駅近くで撮影されたのと同じ赤いTシャツに青いジーンズ姿の青葉容疑者に似た男がこのホームセンター付近の道を歩く姿が、別々の防犯カメラの映像に写されていた。

 いずれも台車を押しており、同20分ごろの映像では、ガソリンの携行缶とみられる箱2個が載った様子が確認できる。同日午後2時半頃には、ホームセンターから約5キロ離れた京アニ本社近くで同じように台車を押した青葉容疑者に似た男の姿が防犯カメラの映像に残されていた。

 また、亡くなった34人全員の司法解剖が終了したことが捜査関係者への取材でわかった。すでに判明した人も含め、焼死が26人、一酸化炭素中毒死が4人、窒息死が2人、全身火傷が1人、不詳が1人。不詳の1人についても、放火事件で亡くなっていることに間違いはないという。

 火災は18日午前10時35分に発生。青葉容疑者が侵入して「死ね」と叫んで液体をまいた後に爆発が起きた。

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