京アニ「大量殺人」引き起こした犯人の「被害妄想」

 更にこの本のプロファイリングには、「現実を検討する能力は低く、犯行の手口、計画は稚拙で綿密さを欠き、隠蔽や逃走能力も低いため現行犯逮捕されやすい」ともある。容疑者は自身も全身に重いやけどを負い、現行犯逮捕されているし、犯行当日に寝ていたという近所の公園では、ガソリンの携行缶などが押収されている。犯行までの生活状況をみても、このプロファイリングに合っているように思う。

 妄想の中でも頻度が高い被害妄想では、妄想が発展すると攻撃対象が人物から組織になり、精神的に追い詰められると攻撃がより凄惨なものになり、八つ当たり、無差別的な犯行の可能性が高くなるという。壁を何度も叩かれたという隣人は、犯行の数日前、容疑者に胸ぐらを掴まれ「殺すぞ。こっちは余裕ねぇんだ」と凄まれたと話している。

 このような犯罪すべてが妄想によって引き起こされるものではないし、青葉容疑者に妄想があったのかも、まだ定かではない。ネット上では様々な憶測も飛んでいるが、なぜ、こんなことをしたのか、そこをしっかり解明し、法律できちんと裁いてほしいと願う。

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