聖地巡礼後に犯行か 青葉容疑者

 京都市伏見区の「京都アニメーション」(京アニ、本社・京都府宇治市)の第1スタジオで起きた放火殺人事件で、京都府警が逮捕状を取った青葉真司容疑者(41)が、事件3日前に京都入りしてから京アニ制作の作品ゆかりの場所付近を歩いて移動していたことが28日、捜査関係者への取材でわかった。犯行の動機解明につながる可能性もあるとみて、府警も関連を調べている。

 青葉容疑者は15日に京都入り、16日にかけて電車などを使い、同社本社やスタジオ、ショップが点在する京都市や宇治市周辺を行き来していた。17日午前に宇治市内のホームセンターで携行缶などを購入、その後、本社や第1スタジオ周辺で下見をしていたことなどが、防犯カメラに写された映像などから確認できる。

 この間、宇治市内では京アニ制作のアニメ『響け!ユーフォニアム』の作画に取り入れられたゆかりの場所付近を青葉容疑者が歩いて移動していたことが確認された。アニメ作品のゆかりの場所をめぐる行為はファンの間で「聖地巡礼」などと呼ばれている。

 京都府警は26日、さいたま市の青葉容疑者のアパートを家宅捜索し、京アニが制作に関わったとみられるDVDを押収している。

 火災は18日午前10時半ごろ発生。青葉容疑者が侵入してガソリンをまいた後に爆発が起こり、鉄筋コンクリート3階建てが全焼し、35人が死亡し、33人が負傷。青葉容疑者も全身やけどで治療中で事情が聴けていない。

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