台風19号 群馬の利根川上流7ダム、水位上昇1メートル抑制 国交省「高い治水効果」

 12日に上陸から1カ月となる台風19号の際に、八ツ場(やんば)ダムなど群馬県内にある利根川上流の7つのダムの治水効果で、同県伊勢崎市の八斗島(やったじま)地点では利根川の水位上昇が約1メートル抑えられ、氾濫危険水位を超えずに済んだとみられることが国土交通省関東地方整備局の調査で判明した。

 同整備局によると、台風19号の大雨による貯水量は、矢木沢(みなかみ町)▽奈良俣(同)▽藤原(同)▽相俣ダム(同)▽薗原(沼田市)▽下久保(藤岡市など)▽八ツ場(長野原町)-の7ダムで計約1億4500立方メートルに上った。中でも来春の本格運用に向けて試験的な貯水が始まったばかりで、貯留余力があった八ツ場ダムは、全体の半分強の約7500万立方メートルをため込んだ。

 利根川の基準点である八斗島地点の最高水位は約4・1メートルを観測。仮に7ダムがなかった場合は、最高水位はさらに約1メートル高い約5・1メートルに達していたと推定され、氾濫危険水位の4・8メートルを超えるところだった。同整備局はダムの治水効果が大きく発揮されたとしている。

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