台風19号 茨城の農林水産被害額76億5000万円、平成以降で2番目の規模

 茨城県は11日、台風19号による県内の農林水産業の被害額が合計で76億5388万円に達したと発表した。台風の被害額としては平成3年9月の台風18号(76億6924万円)に迫り、平成以降で2番目の規模となった。

 県農業技術課によると、このうち農作物は12億1344万円で、全国1位の生産量を誇るハクサイの被害が最も大きく、2億7644万円に上った。結城市や坂東市、八千代町など生産が盛んな地域を中心に、冬の出荷を控えたハクサイが浸水したり、株が傷ついたりした。

 次いで被害が大きかったのはネギで、水戸市を中心に2億3993万円。氾濫した那珂川水系で生産が盛んな特産品「柔甘(やわらか)ねぎ」などが被害を受けた。

 ブランド品種「常陸秋そば」で知られるソバの被害も大きく、被害面積は1246ヘクタール、被害額は9001万円だった。農業技術課によると、筑西市や常陸大宮市が被害の中心で、大量の雨水を吸ったソバが倒れたり、泥水に漬かったりして売ることができなくなったという。

 パイプハウスなどの農業用施設の損壊も県内の広範囲で起き、被害額は4億3967万円に達した。川の氾濫が起きた水戸市や常陸大宮市、常陸太田市などで、田畑に土砂が流入したり農業集落排水施設が冠水したりし、農地と土地改良施設でも52億1千万円の被害が出た。

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