台風15号上陸3カ月 献立こんだけ?給食作れず簡易給食 千葉・館山

 千葉県各地に大きな被害をもたらした台風15号の上陸から、9日で3カ月を迎えた。多くの建物被害が出た館山市では、市内の幼稚園や小中学校に給食を届ける市給食センターも被害を受けた。台風の爪痕は今でも残り、同市は児童らに給食を提供できない状態が続いている。

 「いただきまーす」。9日昼、市立房南(ぼうなん)小学校(同市佐野)2年生の教室では、日直の号令とともに元気な声が響き、児童は持参した弁当などの昼食を一斉に食べ始めた。

 市では、ご飯やパンなどの主食は県学校給食会から購入しているため、おかずのみを市給食センターで調理し提供していた。だが、台風15号の影響で同センターの屋根はめくれて雨漏りし、今もおかずを調理できない状態が続いている。このため、9月27日からは、ご飯やパンなどの主食と牛乳、付け合わせのみの「簡易給食」を希望者に提供。希望しない場合は、弁当を持参している。

 この日の簡易給食メニューは、ご飯、牛乳、ひじきのり。ご飯は給食当番が、児童が持参した弁当箱などに配膳(はいぜん)した。これだけでは量も栄養も足りないため、児童らは家庭でおかずを準備し、弁当箱に入れて持参している。

 同小の石川康浩校長は「簡易給食を希望しても、しなくても、保護者は弁当を作らなくてはいけない。小中学生は始業時間が早いので、大変という声はある」という。

 市教育委員会によると、壊れた給食センターが再開する目途は立っていない。ただ、現在、新しい給食センターが来年9月のオープンに向けて建設中だ。担当者は「新年度のことは決まっていないが、新しい給食センターができるまでは、この状態が続くのではないか」と話している。

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