元巨人選手に有罪判決 東郷証券の損失補填

 外国為替証拠金取引(FX)で生じた顧客の損失を補填(ほてん)したなどとして、金融商品取引法違反と法人税法違反の罪に問われた東郷証券(東京)の元取締役でプロ野球巨人の元選手、林泰宏被告(58)に、東京地裁は12日、懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役3年)の判決を言い渡した。

 共犯に問われた東郷証券の元顧問、上村昌也被告(37)は懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)とした。

 野原俊郎裁判官は判決理由で、利益を優先させる不適切な営業をしていたと指摘。「監督官庁の行政処分を受けることなどを防ぐため、顧客の苦情を押さえ込もうとした」と述べた。

 判決によると、平成28年7月から昨年1月、東郷証券の顧客8人の損失計約6900万円を穴埋めした。また、実質的に経営していた大阪市の商品先物取引会社で架空の外注費を計上し、28年9月期までの5年間で、法人税計約2億900万円を免れた。

 林被告は昭和55年にドラフト1位で巨人に入団した。

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