現金給付、マスクの無料配布…新型コロナ、混乱に乗じた詐欺が後を絶たず

 感染拡大が続く新型コロナウイルスの不安や混乱に乗じ、金品をだまし取ろうとしたり個人情報を聞き出そうとしたりする不審な電話やメールが後を絶たない。影響が長引く中、国民の関心が高いマスクの配布や給付金といった話題に便乗した新たな手口が登場しており、警察などは「あらゆる手段でだまそうとしてくるので、不審な電話やメールが来たら公的機関に相談してほしい」と注意を呼びかけている。

 「新型コロナウイルスの関係で、70歳以上の高齢者の方に約3万円の支援金が出ます」

 大阪府警によると、4月1日午前11時半ごろ、同府羽曳野市の80代女性宅に市役所職員を名乗る男から電話があった。男は「どこの口座を持っていますか」などと聞いてきたが、女性は不審に思い電話を切ったため被害はなかった。感染拡大を受けた政府の緊急経済対策で焦点となっている現金給付に乗じた新たな手口とみられる。

 先月から今月にかけ、厚生労働省が無料通信アプリ「LINE」の利用者約8300万人に行った健康調査に便乗した事案も発生している。調査は、LINE画面に利用者の体調などとともに年齢や性別、郵便番号などの個人情報の入力を求める内容だったが、それを模倣してクレジットカード番号を聞き出そうとする手口といい、同省は注意を呼びかけている。

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