熊本豪雨 83歳独居性、屋根に上がり脱いだ服を振った

「とても住めない」

 人吉市と球磨村では、倒れた電柱や濁流に巻き上げられた乗用車、自動販売機などがあちこちに散乱。依然、立ち入ることもできない場所が残る。八(やつ)代(しろ)市では会(あい)地(ち)公園の多目的広場が臨時のヘリポートとなり、自衛隊などに救助された人の中には、救急車で搬送される人もいた。

 救助された同市坂本町の無職、宮坂茂盛さん(83)は自宅は被災を免れたが周囲の道路が通行できなくなり、妻や近所の人ら計7人で救助を待ったという。「自宅裏の崖が崩れないか心配だった。雨は怖いね」と話した。

 特別養護老人ホームが孤立するなど被害が大きかった球磨村から3人の子供とともに避難所に身を寄せた岩竹美香さん(34)は5日、荷物を取るため自宅にいったん戻った。「屋根と天井が抜けて、とても住める状態ではなかった」と表情を曇らせた。

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