豪雨ボランティア本格化へ 課題はコロナ対策と人手不足

 だが、感染防止対策の結果としてマンパワーが不足する。町災害VCによると10日午前8時現在で被災者からの支援要請は207件あるが、ボランティアの事前登録者は279人。1件あたり5~6人のチームを編成するため人手不足に陥る。担当者は「人は欲しいが感染防止策は怠れない。バランスを取るのは非常に難しい」と頭を抱える。

 熊本、福岡両県内では6日以降、約10の市町村で災害VCが順次開設されているが、いずれもボランティアの募集範囲を近隣地域や県内からに限定している。

 「被災者からの要請は非常に多いが、県内各地が被災しており人手が確保できるか心配」(人吉市災害VC)、「ニーズ調査が本格化した際に供給が追いつくか不透明だ」(福岡県大牟田市災害VC)などの声が上がる。

 ボランティアを新型コロナからどう守るかも課題だ。活動の際に加入を義務付けているボランティア保険は新型コロナ感染も補償対象となったが、被災地での感染をどのように証明するかといった難しさもあるという。

 福岡県久留米市社協の担当者は「被災地で感染が広がった場合、VCの活動そのものを停止せざるを得なくなる。全国からの支援は見込めず、作業中の『密』を避けなければならない。長期戦は覚悟している」と話した。

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