元看護助手、再審無罪で約6千万円の補償金請求へ

 滋賀県東近江市の湖東記念病院の患者死亡をめぐり、滋賀県警に逮捕され殺人罪で実刑となり、再審無罪が確定した元看護助手、西山美香さん(40)が不当に身柄を拘束されたとして、刑事補償法に基づき約5990万円の補償金を近く大津地裁に請求する方針であることが30日、分かった。

 西山さんは平成16年、県警の聴取に「呼吸器のチューブを外した」と「自白」して逮捕、起訴された。公判では一貫して無罪を主張したが、17年に大津地裁で懲役12年の判決を言い渡され、19年に確定した。

 29年の第2次再審請求審で大阪高裁が再審開始を決定。今年3月、大津地裁は誰かがチューブを故意に外したとの事件性を示す証拠は存在しないなどとして無罪判決を言い渡し、4月に大津地検が上訴権を放棄したことで確定した。

 西山さん側は逮捕された16年7月から和歌山刑務所を29年8月に満期出所するまでの約13年に当たる4798日分について、1日当たり1万2500円の上限額を請求する方針。

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