天井裏から天正遣欧使節のフラスコ画を発見、ローマ法王子孫の邸宅

 九州のキリシタン大名が16世紀後半にローマに派遣した天正遣欧少年使節が、1585(天正13)年に当時のローマ法王グレゴリウス13世に謁見した際の様子を天井に描いたフレスコ画が、ローマにある同法王の子孫の邸宅から見つかった。

 フレスコ画は1855年ごろ、同法王の子孫アントニオ・ボンコンパーニ・ルドビージ公爵の依頼で、画家のピエトロ・ガリアルディが制作。使節代表格の伊東マンショとみられる少年の額に法王が口づけする様子や、使節の千々石ミゲルと原マルチノとみられる2人の姿も描かれている。

 その後、新しい天井で覆い隠されてしまったが、米ラトガース大のブレナン准教授らが2012年、20世紀初頭に撮影されたフレスコ画の白黒写真などを発見。天井に穴を開けて小型カメラを通し、元の天井に鮮やかな色彩の絵が描かれているのを確認した。(共同)

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