「幻」の美術品リスト発見 松方コレクション解明へ前進

 実業家、松方幸次郎(1865~1950年)が欧州で収集した膨大な美術品群のうち、ロンドンで1939年に焼失し“幻のコレクション”とされてきた作品のリストが見つかった。今年2月に英テート美術館付属アーカイブで文書を確認した国立西洋美術館(東京都台東区)が5日、発表した。マネやゴッホの絵画など953点。

 同美術館によると、リストはA4判のタイプ打ち原稿15枚。英国美術が大半を占めるが、マネの「闘牛士」やゴッホ「花瓶の花」などの記載もあった。953点の内訳は絵画255点、版画554点、彫刻17点など。リストは松方が取引していたロンドンの画商の遺族が2010年ごろ、テート美術館に寄贈した文書に含まれていたという。

 1万点超ともいわれる「松方コレクション」だが、東京国立博物館が所蔵する浮世絵約8千点、西洋美術館所蔵の約370点と合わせ、全容解明へ大きく迫ったことになる。

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