“脱マイナー自治体”ピンチ 河南町の知名度アップ作戦、参加者集まらず

 知名度の低さに悩む大阪府河南町が“脱マイナー自治体”を図ろうと企画したイベントが開催の危機を迎えている。スプーンに乗せたニワトリの生卵をリレーでつなぐイベントで“世界記録”を狙ったものの、これまでの参加希望者は世界記録の10分の1以下。図らずもマイナー自治体を証明する格好になってしまった。11月27日の開催まで残り3週間あまり。果たして挑戦できるのか。(藤崎真生)

 河南町は大阪府南東部にある人口約1万5800人の小さな町。アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の監督、庵野秀明氏の通った大阪芸大もあるが、知名度は極めて低く、府内でもどこにあるか知らない人も少なくない。

 そこで、地元有志らが毎年町で開催される「かなんフェス」で、町の存在をアピールするために「たまごパスリレー」を企画し、これまでのギネス世界記録の259人を破ろうとした。

 実行委の石原佑也会長(36)は「別に卵が有名ではないが、老若男女が同じ目標に向かって1つの卵をつないでいくことで、絆や一体感が生まれるはずだ」として目を付けたという。

 ただ、問題が生じた。挑戦の窓口となる「ギネスワールドレコーズジャパン」(東京都)によると、世界記録には年間約5万件もの申請がある。速やかな認定には公式認定員を派遣してもらう必要があるが、実行委によると、今回のイベントでは、費用は80万円程度必要だという。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ